レビューは、簡単に言えば『製品の紹介文』。カタログスペックと異なるのは、それを書いている人物が企業関係者ではなく消費者であるということと、実際に使ってみた感想が聞けるいわゆる『生の声』であるということ。そのような性質のあるレビューには、本来含まれていても無視するべき情報というのがあります。

○一方的な誹謗中傷

一番無視すべきなのは、製品に対する一方的な否定や批判です。レビューというのは実際に使ってみた感想を書くところであり、自分の気に食わなかったからといって文句を書く場所ではありません。

否定的な意見の中で参考にするならば、基本となるほかの製品と『比較』しているレビューを選びましょう。レビュワーが掲げる基準と比較して、何が劣っていたのか。そして製品のどういった部分が気に食わなかったのかをきちんと書いているレビューでなければ、商品購入の際には参考になりにくいです。

○レビューとして意味を成さないもの

レビューの中には、信じられないかもしれませんが『あ』や『消えろ』などの、もはやレビューとして機能していないものも存在します。それらは一目見ただけでも参考にすべきではないという判断をすることが可能ですが、ぱっと見ただけでは判断できないものももちろんあります。

そういったものの特徴としては、ほとんどが長文で書かれています。しかし、本筋である製品のことについては全く触れられていない上に『他商品の方がよっぽどマシだ』など言いながら、その他商品について延々と書き綴っていたりと、レビューとしては成立しないに等しい内容ばかりです。

いくら具体的に書かれていても、『対象商品に触れられていない』レビューは参考にしないほうが吉でしょう。

○製品ではなく会社を批評したもの

このようなレビューは、家電製品やゲーム機などに見られることが多々あります。製品そのものについてではなく、それを製造している会社自体を批判しているレビューです。

『○○社の製品は以前から粗悪である』というものから『○○社の製品は常に期待に応えてくれるので、今回も大丈夫だろう』などといった可能性を述べてしまうものまで様々ですが、先程も述べたとおり『対象商品に触れられていないレビュー』というものは参考にしないほうがいいです。

というのも、やはりレビューというのはその製品についての『生の反応』を武器にしているわけですから、それを得られない『会社を批評したレビュー』や『使ってもいないのに企業を全面的に信用しているだけの文章』はレビューとしては成り立ちません。

確かに、企業側も顧客の声に応えつつ利便性を重んじて商品開発をすべきと思います。しかし、絶大な信頼を得ている企業であっても商品の使い心地は顧客によって微妙に異なるものであり、必ずしも完全一致というわけではありません。

商品レビューはそういった『細かな違い』を明らかにするとともに、企業が発表しているカタログスペックだけでは説明し得ない細かな部分までを見通すための材料として機能するのです。

そういった商品レビューにおいて、以上のような具体性のない、加えてレビューとしての本来の意味を成し得ないものに関しては、参考しないほうが今後のお買いものにもプラスに影響するのではないでしょうか。